ふだんの くらしを しあわせに

町の社会福祉協議会と福祉用具を扱う会社の方に来校いただき、4年生が福祉の勉強をしました。「ふくしとは、しょうがいのあるひともない人も、赤ちゃんからお年寄りまで だんの らしを あわせに 生きること」と教えてもらいました。その後、白杖と車いすの体験をしました。
白杖は体を支える杖とは違い、目が不自由であることを周りに知ってもらうこと、自分より前で左右にスライドさせることで段差などの情報を集めることなどの役割を教えてもらいました。また白杖を上に高く上げると「何か困っている」の合図になるそうです。
車いすの体験では、ちょっとした段差や障害物があるとなかなかうまく前に進まないことを実際に体験しました。また、段差を下りる時は車椅子を後ろ向きにして後輪をゆっくりと下ろすこと、車椅子が後ろ向きになると怖さを感じる方もいるため、「段差があるので、いったん後ろ向きにしますよ」というように、声をかけることなども教えてもらいました。
子供たちからは「杖があっても目隠しして歩くのは怖かった。」「車いすは段差があると自分の力で進むのは難しい。」などの感想も聞かれ、体験をとおして気づいたり、違った世界を見たりすることができました。バリアフリー化が進んでいるとはいえ、不便な場所はまだたくさんあります。私たちが気を配り、手を差し述べることも大切です。これから社会の担い手となっていく子供たち。優しい社会になることを願い、日常生活でどのようなことに気を付けるとよいかを考えるよい機会となりました。